「現地生活でのホームシックになる人、ならない人」

長期留学ともなると、心配なのはホームシックなるものです。
話には聞くけど、どんな状態がホームシックで、自分がなるのか想像もつかないと思います。

今回はホームシックがどんなものなのか、
なった方、ならない方の、日本でカウンセリングをしていて感じる共通点を書いてみたいと思います。

まずホームシックとは何かしら母国のものが恋しくなる状態かと思うので、
大半の方はなっていると言っても過言ではないと思います。
その「程度」がどれくらいで深刻なのかどうか変わってくるのかと思います。
逆に言えば母国と違う異文化の中で生活に慣れていく過程では、
なる方が当たり前ではないかと思います。

幼稚園・保育園ぐらいの年代の子が、現地に行くと英語習得がとても速いペースで進むのは、
母国で染みついている習慣の蓄積が少なく、あまりストレスなく「とにかく現地の子達の輪に入りたい」という一心で
現地の言葉に慣れていくからとも言われています。

やはりホームシックが深刻であれば、現地生活に馴染むのも遅れ、言葉の習得も遅れるかと思います。

どんなものかと言えば、
軽いものは「日本食が食べたい」「日本のテレビを見たい」「日本のどこどこへ行きたい」、
これだけでも立派なホームシックかと思います。
これが悪化して頻繁に思うようになれば、「家族、友人、知人に会いたい」という近い人への思いに変わるのかと思います。
そして日本へ帰りたいと強く思うようになり、鬱のような状態になってしまいます。

私が担当したお客様で深刻なケースでは、精神に支障をきたすまでになって帰国をされた方がいました。
その方たちに共通していたのは、
「自分はホームシックなんてならないのでまったく気にしてないです!」と本当にあっけらかんとしていた人でした。
そのような方が現地でホームシックになると「まさか自分が!」から入ってしまうので、
ダメージも大きいですし、変に無理をするので、悪化のスピードが速かったように思います。

それ以来は、「ホームシックは誰でもなるものだから、なって当たり前と思っていいよ」と出発前に話しています。
ある程度はなると思えば、出発前の日本での過ごし方、準備をするのだと思います。
よって、「まさか」でなく「これか」から入れるので、比較的早い段階で切り替えが可能なのかと思います。

あとは最近ホームシックになり、早めに帰国する人の傾向として、
いつまで経っても日本にいる時と同じように、日本にいる人たちとLINE、スカイプ等でコンタクトを取り続ける人です。
「文明の進化、便利さがもたらすホームシック」と私たちは言っています。

昔はインターネットがなければ、国際電話も高かったので、日本とのコンタクトは手紙でした。
手紙だと直筆で書くので、書き直しなどをしてるうちに自己分析が出来ていたり、
返信が来るまで頑張ろうと考えてると、数週間あるのでその頑張りで解決していることも少なくないです。
また、戻ってくる直筆の言葉の返信が、お守りのようになり勇気づけてくれることもありました。


便利さを完全に排除することは出来ないですが、手紙を書かないこの時代ですから、
留学という特別な時間に国際郵便で手紙をやり取りするのはとてもいいことだと思います。
私に留学がもたらせてくれたものの一つに、この手紙のやり取りという行為で、友人が親友であることが分かりました。
これもワーホリが私にくれたものです。

是非、皆さんもこの機会に試してみてください。


PS、
ワーホリ情報サイト「ワーホリWEB」にて定期連載をしています。